・食べることは、すなわち生きることです。
私たちは普段何気なく文と文をつなぐために、接続語を使っています。
例文の場合は、すなわち ですね。
今回は、理由や付け加えるときに使う、
「説明」と「補足」について、学んでいきましょう。
ひとことで表すと
・前の文について、理由や意味を述べる、言い換えて伝えること
・代表例:なぜなら・すなわち・つまり
「補足」
・不十分な点を補い、付け加えること
・代表例:ただし・ちなみに・なお
詳しい解説
まずは、接続語について、確認しましょう。
接続語
文と文を結びつけ、前後の事柄がどのような関係かを示す語
接続語には、大きく分けて、接続詞と接続助詞があります。
接続詞
前後の単語や文を、結びつけるはたらきをする単語
文法上では、活用しない単語(自立語)のことを指します。
接続助詞
前後の単語や文を結びつけるはたらきをする助詞
(例)
昨日は、ケーキとプリンを食べました。
たくさん練習をしたが、本番で失敗してしまった。
本サイトでは、主に接続詞について説明していきます。
説明と補足
どちらも言葉の通り、説明を加える・内容を補うときの接続詞で、
たいていはセットで書かれています。
まずは、その意味を確認しましょう。
- 説明
ある事柄の内容や意味を、よくわかるように述べること。言い換えもある。
- 補足
不十分な点を補い、付け加えること
説明について
なぜなら・すなわち
(接続詞的に) つまり・というのは・というのも
本来は接続詞ではありませんが、接続詞のように説明として使う言葉もあります。
- つまり・・結局、要するに
- というのは・・理由を説明するとき
- というのも・・・一歩引く気持ちで、理由を説明するとき
・今日は参加できません。というのは、明日締切の仕事が入ったからです。
・彼は休みです。というのも、身内に不幸があったからだそうです。
補足について
ただし・ちなみに・なお・もっとも
・ただし
前に述べた事柄に、補足や条件・例外を付け加える
例:私も同意いたします。ただし、条件がございます。
・ちなみに
前の事柄について述べた後、本筋から離れて簡単な補足などを付け加える
・なお
前に述べた事柄に、他の事柄を付け加える場合
前の文と直接関係ないことでも、付け加えて述べることができます。
例:
本日は誠にありがとうございました。
なお、お帰りの際にはお忘れ物のないよう、お気をつけください。
・もっとも
前の文を肯定したうえで、条件や注釈を加えて、異なる意見があることを示す
例:
GWはハワイへ行こうと考えています。もっとも予約が取れればの話ですが。
まとめ
今回は、接続語の説明と補足について見てきました。
頻繁に使わないものは、案外迷いやすいものです。
微妙なニュアンスの違いを知るだけで、使いやすくなりますね。
参考文献:
広辞苑第6版、明鏡国語辞典
類語例解辞典