・ところで、お母さんはお元気ですか?
私たちは普段無意識に文と文をつなぐために、接続語を使っています。
例文の場合は、ところで ですね。
今回は、話題を変えるときに使う
「転換」について、学んでいきましょう。
ひとことで表すと
前の事柄から話題を変えること
代表例:さて・では・ところで 等
詳しい解説
まずは、接続語について、確認しましょう。
接続語
文と文を結びつけ、前後の事柄がどのような関係かを示す語
接続語には、大きく分けて、接続詞と接続助詞があります。
接続詞
前後の単語や文を、結びつけるはたらきをする単語
文法上では、活用しない単語(自立語)のことを指します。
接続助詞
前後の単語や文を結びつけるはたらきをする助詞
(例)
昨日は、ケーキとプリンを食べました。
たくさん練習をしたが、本番で失敗してしまった。
本サイトでは、主に接続詞について説明していきます。
転換について
- 転換
物事の性質・傾向・方針などが、それまでとは別のものに変わること。変えること。
接続詞としては、前の事柄から話題を変えて、後ろの事柄を続けることです。
さて
では
ところで
ときに
次に
それでは
それはさておき
それはそうと
(副詞) ともあれ
例文と類語
あまり頻繁には使わない表現もあるため、例文を見ていきましょう。
・ところで、お仕事は順調ですか。
・ときに、お仕事は順調ですか。
・次に、この資料を確認しましょう。
・では、はじめましょう。
・それでは、はじめましょう。
・さて、先日の件はいかがでしょうか。
***・それはさておき、先日の件はいかがでしょうか。
*話題を(本題に)変えるときに使う***・それはそうと、先日の件はいかがでしょうか。
*前の話を打ち切り、別の話題に移るときに使う
接続詞ではありませんが、転換の役割をしている副詞もあります。
動詞・形容詞・副詞(名詞以外)や、文を修飾する語
ともあれ、電話連絡だけはしておきましょう。
まとめ
今回は、接続語の転換について見てきました。
微妙なニュアンスの違いで、使い分けられるようにしたいですね。
参考文献:
広辞苑第6版、明鏡国語辞典