日本語を学ぶ外国人にとって、
物の数え方の多さにビックリするんだそうです。
私たちは無意識に使い分けているから、気付かないですよね。
その中で「基」と数えるものといえば、
信号機や鳥居、歩道橋を思い浮かぶかもしれません。
実は、それ以外にも
こんなものまで!? と驚いちゃうほど、いろいろあるんです。
今回は、基という数え方について、
見ていきましょう。
ひとことで表すと
・据え置かれた、簡単に動かせないもの
・代表的なもの
信号機・鳥居・歩道橋・公園のベンチ・タワー
詳しい解説
「基」
読み方:き
信号機や鳥居、歩道橋は、
基 と数えると知っている人も多いでしょう。
実は、その他にも、
「基」と数えるものがたくさんあります。
信号機・鳥居・歩道橋
***
観覧車・クレーン・公園のベンチ
ダム・タワー・風車
灯籠・墓・棺
***
ピラミッド・モニュメント
エスカレーター・エレベーター
石や木、金属などの枠に、紙や紗を張り、
その中に明かりを入れて灯す器具
ベンチと墓とピラミッドが一緒 !? と驚きますよね。
基 と数えるものの共通点
大きさや使い方、機能、すべて異なりますが、
ある共通点があります。
それは、
建物の土台や物事の基盤 であるということ。
つまり、
据え置かれてあり、簡単に動かすことができないものです。
また、駅やビルへ行くと利用することが多い、
エスカレーターやエレベーター。
これらも、その場所から動かすことができないので、
数え方は「基」です。
乗る物として使う場合は、「台」を使うこともあります。
人工衛星も基 って本当?
実は、人工衛星の数え方も「基」。
人工衛星って、地球や火星などの惑星や、月の周りを動いて、
簡単に動かせないものと、真逆なんじゃ…?
と、思いますよね?
(私自身、とても思いました。笑)
人工衛星は、軌道に据えて機能するから、
「基」と数えるんだそうです。
数えることは少ないとはいえ、
日本語って難しい!(笑)
まとめ
今回は、基という数え方について見てきました。
普段数えることは少ないかもしれませんが、
知っておくと、どこかで役に立つかもしれません。
参考文献
・広辞苑第6版
・明鏡国語辞典
・日本人が無意識に使う日本語が難しすぎる!