クッション言葉を使いこなそう!状況別一覧

 

「ごめん、それ取ってくれる?」

相手へお願いするときに、
「それ取ってくれる?」だけの場合、少しキツく聞こえますよね。

“ごめん” を添えることで、やわらかく聞こえます。

このように、私たちは何気なく、クッション言葉を使っているのですが、
ビジネスの場やメールでは、少々難しく感じてしまうもの。


今回は、クッション言葉について、学んでいきましょう。

 

ひとことで表すと

クッション言葉」とは
・相手に対して依頼や断るときに、文の前に入れる言葉
・そのまま伝えると角が立ちそうな表現を、やわらかく伝えるために使う

***

<よく使うもの>
・お忙しいところ恐れ入りますが
・お手数おかけしますが
・大変〇〇な △△とは存じますが

 

詳しい解説

まずは、クッション言葉について、確認していきましょう。

クッション言葉

相手に対して、依頼・申し出・反論・断るときに、文の前に入れる言葉です。

そのまま伝えると角が立ちそうな表現を、やわらかく伝える効果があります。

とくに電話やメールでは、顔が見えないため、冷たい印象を与えることも。

誤解の招かないように、クッション言葉を用いて、
相手への気遣いや配慮を添える、というイメージです。


ちなみにクッション言葉は、やわらかい印象を与える表現ですが、

多用すると返って、本題が伝わりにくい可能性があります。

使いすぎには、くれぐれも注意しましょう。

例文・類語

シチュエーションごとに、クッション言葉をまとめます。

依頼するとき

お忙しいところ恐れ入りますが
お手数をおかけしますが

***

ご足労をおかけしますが
ご迷惑をおかけしますが

***

*突然の◯◯で申し訳ございませんが

*大変 △△な ◯◯とは 存じますが

△△ ・・厚かましい・唐突な・身勝手な 等
◯◯ ・・依頼・お願い・質問・提案 等
***

断るとき

あいにくですが
心苦しいのですが
残念ですが

***

申し上げにくいのですが
申し訳ございませんが
せっかくのご厚意ですが

***

身に余るお話ではありますが

 

申し出るとき・尋ねるとき

ポイント:できればお願いしたいという、相手が断る余地を残して、判断を委ねる

お時間が許せば
ご都合がよろしければ
ご迷惑でなければ
差し支えなければ
もしよろしければ

 

反論するとき

ポイント:自分の立場をわきまえつつ、発言することを伝える

お言葉を返すようですが
差し出がましいようですが
出すぎたことを申しますが
申し上げにくいのですが

 

まとめ

今回は、クッション言葉について見てきましたが、いかがでしたか?

できる人は、上手に使いこなしています。
状況に応じて、さまざまな表現を使っていきましょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

参考文献:
広辞苑第6版、明鏡国語辞典、
できる人が使っている大人の語彙力&モノの言い方

 

 

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