できる人は使わない「なるほど」 -言い換え表現-

 

ビジネスで、なるほど と言ったことはありませんか?

実は、目上の人には失礼な表現の一つです。

今回は、「なるほど」の言い換えについて、
見ていきましょう。

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ひとことで表すと

なるほど
・評価した上で同意するという意味 → 目上には失礼
・「なるほどですね」は、文法として誤り

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言い換え表現の例
・そうなんですね
・かしこまりました
・おっしゃる通りです
・左様でございますか

 

詳しい解説

なるほど の意味

なるほど
・合点がいったときや、相手の話に相槌を打つときに使う語

・自分が気付かなかったことを他人に示されて、同意・納得する気持ちを表す

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相手の考えや意見が合っていると評価した上で
同意・納得する という意味を含んでいます。

上から目線に見えるため、目上の人に使うのはNG。

ちなみに「なるほどですね」は、
敬語ではないうえに、文法的に間違いです。

 

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言い換え表現

相づちを打ちたいとき
・はい
・そうなんですね

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納得したと伝えたいとき
・かしこまりました
・承知しました

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同意であると伝えたいとき
・おっしゃる通りです
・勉強になります
・〜で間違いありません

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理解したことを伝えたいとき
・そうですか
・そういうことでしたか
・左様でございますか

例文・類語

例文を見ながら、言い換え表現を確認しましょう。

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<例文1>  --電話の対応で--
× なるほど、なるほど、そうなんですね。
はい、はい、左様でございますか。

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電話の応対中、相手の話を聞いているときの相槌です。

私自身“なるほど”と、電話で言っていたことに気付いてから、
意識して言い換えフレーズを使うように変えました。

***

<例文2>
×
上司:**ということなんだ。わかるかな。
部下:なるほどですね。

***


上司:**ということなんだ。わかるかな。
部下:承知しました。(勉強になります。)

***

<例文3>
×
上司:**の期日が、一週間前の◯日になったんだ。
部下:なるほどですね

***

上司:**の期日が、一週間前の◯日になったんだ。
部下:かしこまりました。(左様でございますか。)


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<例文4>
×
上司:このケースは、**が問題だと思うんだ。
部下:なるほどですね。

***

上司:このケースは、**が問題だと思うんだ。
部下:おっしゃる通りです。
***

上司の説明に対して、なるほど と言うと、
上から目線に聞こえそうですね。

例文のように、言い換え表現では、
一つだけで使うこともあれば、組み合わせることもあります。

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まとめ

今回は、「なるほど」の言い換えについて見てきました。

なるほど は便利な言葉ですが、別の表現を使っていきましょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

参考文献
・広辞苑第6版
・明鏡国語辞典
・類語例解辞典

 

 

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