「 ◯◯へ行ってました。」
正しくは、”行っていました” ですね。
この間違いを、い抜き言葉といいます。
ところが、い抜き言葉のほうがOKな場面があるのです。
今回は、い抜き言葉がOKな場面について、
学んでいきましょう。
ひとことで表すと
“〜している” が正しいが、い を抜いて “〜してる” にしたもの
<OKな場面>
・家族や友人との会話
・SNS (LINE・Twitter・Instagram・TikTokなど)
・チャット
詳しい解説
い抜き言葉 とは
“〜している” が正しいが、
い を抜いて、 “〜してる” にした表現のこと。
い を抜いても意味は伝わりますが、文法上では誤りです。
きちんとした日本語が使えない
という印象を与える可能性が高いです。
そのためビジネスなど、かしこまった場面では向きません。
では、い抜き言葉 が適しているのは、どんなときでしょうか。
い抜き言葉がOKな場面
普段プライベートで、家族や友人と話しているときには、
あまり気にならないですよね。
むしろ、“〜している”にするほうが、
堅苦しい印象を覚えてしまいます。
(例)
い抜き言葉:昨日は爆睡してた。
正しい表現:昨日は爆睡していた。
話し言葉と相性が良い、い抜き言葉の主な特徴は、以下の2つです。
- 軽やかで親しみを感じられる
- カジュアルになる
あまり堅苦しい雰囲気にしたくないときや、
プライベートでの、親しい人との会話には、適しています。
・家族や友人との会話
・SNS (LINE・Twitter・Instagram・TikTokなど)
・チャット
NGな場面
・ビジネス・仕事での会話
・かしこまった行事 (冠婚葬祭やイベントなど)
・メール・手紙の文章
例文
い抜き言葉 | 今、向かってるよ。 | 毎日走ってます。 |
正しい表現 | 今、向かっているよ。 | 毎日走っています。 |
正しい言葉にすると、
相手との距離が少し遠く感じそうです。
プライベートでの会話やSNSでは、
い抜き言葉のほうが、親しみを感じますね。
い抜き言葉 | お世話になってます。 | 先ほどまで対応してました。 |
正しい表現 | お世話になっています。 | 先ほどまで対応していました。 |
ビジネスで、い抜き言葉を使うと、
社会人として印象が良くなるとは言いにくいです。
正しく、い を入れて使いましょう。
まとめ
今回は、い抜き言葉がOKな場面について見てきました。
TPOを考えて、適切に使い分けていきたいですね。
い抜き言葉については、以下に詳しくまとめています。
合わせて読んでみてください。