ビジネスメールの挨拶まとめ!書き出し例文

 

メールでの挨拶を、毎回「お世話になっております」にしていませんか?

仕事のできる人は、相手との関係性によって言い換えているんです。

誤った挨拶は相手に失礼にあたるため、
今回はメールの挨拶について、学んでいきましょう。

ひとことで表すと

一般的な挨拶は、「お世話になっております。

***

【状況】
・相手との関係性や状況によって、使い分ける必要がある。
・社内には「お疲れ様です」

 

詳しい解説

最初の一文は、パターン化してしまいがちですが、
相手との関係性によって、使い分けることが大切です。

 

一文目は、挨拶と名乗ることがマナー。

お世話になっております。△△の◯◯です。

ラリーのように、短い時間のなかでやり取りが続く場合は、
初回のメールだけ名乗り、2通目以降は省略しても問題ありません。

例文・類語

状況に分けて、挨拶を見ていきましょう。

通常の挨拶

・お世話になっております。
・いつもお世話になっております。
・平素より大変お世話になっております。

「お世話になっております」は、
これまで連絡を取ったことがある相手へ、メールを送るときに使います。

ちなみに 平素(へいそ)は、常日頃・普段・平常 という意味です。

 

初めての挨拶

・初めてメールをお送りいたします。
・初めてご連絡差し上げます。

・突然のメールで失礼いたします。
・突然のご連絡失礼いたします。


初めてメールを送る相手には、今回が初めての連絡であることを、認識してもらうような挨拶がベター。

「お世話になっております」は、これまでにやり取りをしている印象を与えます。

初めての相手には使用しないように、注意しましょう。

 

久しぶりの挨拶

・ご無沙汰しております。
・長らくご無沙汰しており、申し訳ございません。


ご無沙汰
は、長らく文通や訪問をしていないことを詫びる挨拶の言葉です。

「お久しぶりです」は、カジュアルな印象があるため、
ビジネスの場面では、「ご無沙汰しております」のほうが良いでしょう。

 

やりとりが複数回になる場合

・度々失礼いたします。
・何度も申し訳ございません。
・五月雨式に失礼いたします。

五月雨 (さみだれ) とは、6月ごろに降り続く長雨(梅雨)のことで、
断続的にだらだらと続くことのたとえとして、使うことがあります。

 

返信する場合

・ご連絡いただき、ありがとうございます。
・早速のご連絡ありがとうございます。


相手への連絡に対する返事の場合は、お礼を述べると良いですね。

 

かしこまった挨拶

・平素は格別のご愛顧を賜り、厚くお礼申し上げます。
・いつもお引き立ていただき、誠にありがとうございます。

 

愛顧 (あいこ)は、目をかけて引き立てることで、ひいきされる側から使う言葉。

かしこまった場面で、取引先への日頃のお礼を伝えたいときに使いましょう。

 

まとめ

今回は、メールでの最初の挨拶について見てきましたが、いかがでしたか?

相手との関係性によって、言い換えられるようにしたいですね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

参考文献:
広辞苑第6版、明鏡国語辞典

 

 

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