意外と知らないサッカーの語源・由来って?

 

現在、4年に一度のサッカーワールドカップ(W杯)が、
ドーハで開催されていますね。

日本が強豪ドイツとスペインに勝利し、決勝トーナメント進出
逆転勝ちというのも熱いですね。

日本中が明るいニュースで喜ぶのは、
久しぶりな気がしている今日この頃です。

試合を見ながら、ふとサッカーの語源ってなんだろう?と思ったので、
今回は、一緒に学んでいきましょう。

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ひとことで表すと

サッカー = アソシエーションフットボール

soccer = association (アソシエーション) + er (人の意味)

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・多くの国は、フットボールという
・サッカーと呼ぶ国:日本・アメリカ・カナダ・オーストラリア・ニュージーランド

 

詳しい解説

さっそく語源を見ていきましょう。

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サッカーの語源

アメリカ・イギリスでの正式名称は、
アソシエーションフットボール (association football )」です。

 

association:団体・合同・連合・協会
football:フットボール (足 foot でボール ball を蹴る競技)

 

19世紀ロンドンで、協会(FA)を作り、統一ルールを決めたことから、
協会式のフットボールと呼ばれるようになったそうです。

アソシエーション(association)の短縮形である“soc”に、
人を意味する“er”を付けて「soccer」。

soccer = association (アソシエーション) + er (人の意味)

この造語が、サッカー(soccer)の由来です。

play(競技する)+ er(人) → player(プレイヤー)と同じ構成ですね。

サッカーと呼ぶのは少数派

国際サッカー連盟(FIFA)に加盟する210以上の国・地域のうち、
約90%が、フットボールと呼びます。

発祥地であるイギリスやヨーロッパでは、フットボールです。

サッカーは、少数派。

日本以外では、
主にアメリカ・カナダ・オーストラリア・ニュージランドで使われています。

 

アメリカでは、アメリカンフットボール(アメフト)のことを、
フットボール(football )と呼ぶので、サッカーなのでしょう。

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日本でのサッカーの別名

おさらいですが、サッカーは、アソシエーションフットボールのことです。

以下のように、別名もありますね。

  • 蹴球(しゅうきゅう)
  • ア式蹴球(アソシエーション式蹴球の略)

単に蹴球ではなく、ア式蹴球というのは、
ラグビーやアメリカンフットボールと区別するためです。


ちなみに、もともと日本でも
最初は、“フットボール”だったそうです。

しかし、アメフトとの区別ができない、
フットボール = サッカーと結びつかない等の理由から、
サッカーと呼ぶようになりました。

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まとめ

今回は、サッカーの語源について、見てきました。

サッカーが少数派で、
大半はフットボールと呼ぶんですね。

日本ではサッカーというので、世界共通かと思い込んでいました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

参考文献
・広辞苑第6版
・明鏡国語辞典
・ブリタニカ国際大百科事典
・百科事典マイペディア

 

 

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