応相談・要相談の意味は?違いはある?

 

 

 

「応相談」と「要相談」

求人広告などで見かける言葉ですが、
意味の違いはわかりますか?

 

なんとなくわかるけれど、説明するとなると自信がない……
という人もいると思います。

 

微妙に意味が異なるので、
今回は、応相談と要相談について、学んでいきましょう。

 

ひとことで表すと

応相談
・相談に応じる(相談可能)
内容によって考慮するというニュアンスを含む

***

要相談
・相談する必要がある
相談せずには、その物事を進めることができないという意味

 

詳しい解説

まず、応相談と要相談の共通点について、まとめます。

<共通点>
・相談すること
相談を受ける側が使用する
求人広告で見かけることが多い
 (アルバイト・ホテル・アレルギー・履歴書・物件情報など)

 

応相談について

応相談
読み方:おうそうだん

応(おう)
意味:求めにこたえること

 

丁寧に書くと、「相談に応じる」です。

相談に応じて、場合によって考慮することを表します。

“can”のニュアンスがあるため、話しやすい印象を与えます。

 

例:
・時間や曜日は応相談
・勤務時間は、10:00〜18:00の間で応相談
・物件見学は、空室状況により応相談

 

要相談について

要相談
読み方:ようそうだん

要(よう)
意味:なくてはならないこと・必要

 

丁寧に書くと、「相談する必要がある」です。

“must” や “have to” のニュアンスがあり、
相談せずには、その物事を進めることができない、という意味を含みます。

 

例:
・時給は、経験により要相談
・ペット可能物件(要相談)

 

ビジネスシーンでは、以下のように丁寧に伝えましょう。
・ご相談ください
・ご相談を承ります
・ご相談いただければと存じます

 

 

余談ですが、似たような言葉に「別途相談」があります。

別途相談

丁寧に書くと、「別の事柄の相談にも応じます」が意味合いとして近いです。

別途(べっと)
意味:別の方法・別の方面・別に

 

言葉から想像できる通り、
本題とは別に相談する、別の内容についても相談する、という意味ですね。

まとめ

今回は、応相談と要相談 の違いについて見てきました。

似たような言葉なので、
間違えないように、意味の違いについて把握しておきたいですね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

参考文献:
広辞苑第6版、明鏡国語辞典

 

 

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